医食同源

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紫蘇葉(しそよう)シソ科

漢方では紫蘇子として喘痰に使い、蘇子降気湯に配合する。葉は

感冒や神経症状によいとされ、漢方処方ではカッ香正気散、半夏厚朴

湯、香蘇散などに配合して使う。


芍薬(しゃくやく)ボタン科

芍薬の配合される漢方薬は多く、一般用漢方薬の中では66方もあり

鎮痛鎮痙薬、婦人病薬あるいは、その両方を兼ねるものにめだって

いる。ペオニフロリンに鎮静、鎮痛、抗炎症、体温下降などの作用が

知られ、安息香酸が主体と考えられる抗菌作用と合わせて、芍薬の

主な用途を一応説明していが、いずれも痙攣する痛みに用いられる。


十薬(じゅうやく)ドクダミ科

漢方では解毒剤として用いられ、魚腥草桔梗湯、五物解毒散など

に処方される。しかしかし、十薬はお茶にして、単独で用いることが

多い。