医食同源

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丁子(ちょうじ)フトモモ科

胃を温め、発散や停滞しているものを動かす作用があります。主成分

はフェノールのオイオイゲノールで精油15〜20%が含まれます。

芳香性健胃、駆風(くふう)、食欲増進などに効果があります。


陳皮(ちんぴ)キカン科

漢方では健胃消化薬、鎮咳去痰薬となされる処方に多く配合されて

いる。漢方処方に温胆湯、香蘇散、参蘇飲、香砂六君子湯、半夏

白朮天麻湯、茯苓飲、平胃散、補気建中湯、補中益気湯などがある。


当帰(とうき)セリ科

作用は鎮痛、抗痙攣の作用が強く、抗炎症、中枢鎮静作用など、血

に関すると考えられる抗凝血作用、血小板凝集能抑制など多くの作

用が証明されている。婦人病薬としては当帰芍薬散、加味逍遙散、

温清飲、四物散、当帰散など、鎮痛鎮痙薬としては五積散、紫雲膏

当帰湯、当帰四逆湯などがあげられる。